名古屋の不動産会社ランドファブリックの不動産知識 (あとでトラブルにならないための地中埋設物の説明)
2021/10/16
こんにちは、名古屋の不動産業者のランドファブリックの神谷です。
今日は、地中埋設物について
不動産取引で、主に土地・中古住宅取引で地中埋設物のトラブルがあることがあります。
古い建築資材、地中配管、古井戸、埋蔵文化財など様々なタイプの地中埋設物があります。
そのままにしておくと地盤の強度が低下する事や、地震の際に大きな被害に成り事があります。
基礎工事に支障をきたす場合があったり、浄化槽や汚染物質があったりしますと費用や衛生面など生活に支障が出ます。
売主様のリスク
・契約内容に適合しない場合、期間を定めて、追完請求書・代金減額請求・損害賠償きたりします。
・また、軽微でないときは解約される可能性があります。
・個人の場合は契約で免責特約を付けることも出来るが、契約内容に適合しないのを知りながら買主に告げない、契約内容に適合するか否かを調査せずに売却した場合に売主の責めに帰すべき事由があると判断された場合は、調査義務違反・説明義務違反となる可能性があります。
買主が地中埋設物の事実を知っていた場合は別です。
事業者の場合は、買主が事業者でなければ、消費者契約法に基づき一定の責任が生じます。
買主様のリスク
・地中埋設物の除去するための費用負担が発生する。
・利用の制限が係ることもある。大きく目標は達成しない場合は契約の解除もある。
・事業者の場合は、商法が適用になる。
地中埋設物の調査8つの方法
不動産仲介業者・エージェントが調べますが、
1聞き取り調査
売主・近隣の方に確認
2古い住宅地図から昔の使用状況を確認する。
図書館・役所に行けば分る。
3地形図等高線や施設記号や地名なども参考
4過去の登記記録
閉鎖謄本で建物の用途で使用状況をしる。建物が建ったことがあるか分る。
5航空写真
精度が低いかもしれないが、当時建っていた事が分る。
6古地図過去の土地利用、当時の使用状況も分る。ない地域もある。
7上下水埋設管調査、ガス埋設配管図でも分る。
8埋蔵文化財・貝塚を教育委員会で調べる。
その他
・家を立てる場合は、契約前もしくは引き渡しまでにボーリング調査をしておく、掘削もしておく
・掘削は費用がかかり事も考慮する。
あとでトラブルにならないため、追加費用がかさまないため、事前に調査してみてください。
今日は、以上です。
ありがとうございました。