名古屋の不動産会社ランドファブリックの不動産知識(建替え出来るマンションは?条件は?費用は?マンション購入)
2022/09/06
名古屋の不動産会社ランドファブリックの神谷です。
老朽化したマンションの建て替えや修繕を容易にするため、
部屋の所有者の合意要件を緩和する区分所有法改正などの検討をすると記事を見つけました。
現行の区分所有法では、建替えなどの決議の際、所在不明の所有者は「反対」しているとみなされます。
裁判所などの公的機関が関与し、不明者は決議から除外するしくみを議論し
また、建替えで五分の四、共用部分の変更工事などで四分の三の動画必要な要件も検討されるみたいです。
例えば、建替えの場合四分の三や三分の二にする案の他、耐震不足と言った一定の要件を満たす場合にのみ変更を認める案も検討されるみたいです。
背景には、「二つの老い」建物の老朽化、所有者の高齢化が有り、
2021年末の段階で築40年以上のマンションが約116万戸、
10年後には249万戸になり、相続などを経て所有者の所在が分らなくなるケース増加していることがあります。
2018年度の調査で築40年以上の物件では所有者の所在や連絡先が分らない空き家のあるマンションの割合は13.7%になります。
今回の検討内容が法整備されれば、立て替えや共用部分の変更工事もしやすくなると思われます。
ただ、積立金など建替えるのもお金がかかりますし、抵当権の住宅ローンの扱い、個々の経済状況や建蔽率・容積率の変化による同規模同程度以上が建てられるのか、立て替えの手間を誰が手続きするのか、管理組合(管理会社)なのか、建設会社なのか、設計コンサルティング会社なのかもありますし、立て替え後の権利、部屋の割り振り、お部屋が相続後の所有権が共有であれば意見の調整、立地が町中か?郊外か?個々の事情が絡むのでなかなか難しいと思いますが、成功事例もありますのでまずは、法整備が出来ましたら、もっと建替えや共用部分の変更がし易く行えると思います。
これから購入される方は、空き家が多くないか?管理費等の滞納がないか?
積立金は次の大規模修繕を余裕で用意できているなど最低でも調べてみて下さい。
今日は「マンション建替え容易に」の記事を見ましたので説明させていただきました。
最後までお付き合いありがとうございました。
今日は以上です。