名古屋の不動産会社ランドファブリックの不動産知識 マンション床・天井工法知識(遮音等級・リフォーム・構造とは?)
2021/11/12
名古屋の不動産業者のランドファブリックの神谷です。
今日は、マンションの床・天井の仕上げ・工法について説明したいと思います。
専有部分の床と天井の仕上げには大きく二つの方法があります。
その施工方法を知っておくと、生活の仕方・メンテナンス・将来のリフォームの考え方も分ってきます。
今日は、その施工方法・仕上げ方法を一緒に学んで行きたいと思います。
先ず、天井ですが、大きく分けますと2つに「直天井」と「二重天井」が有ります。
「直天井」ですが、コンクリートの天井に直接張ります。電気配線や照明器具などはスラブに直接埋め込みます。
ダクトは、天井隅に配管しており、そこの部分だけ隠して仕上げます。
メリット
1.メンテナンスし易い
2.天井高高く取れる
3.作るときコスト下れる。
デメリット
1.天井がでこぼこしている。
2.間取り変更工事など制約が出る場合も有る。
希にアスベスト吹き付けている天井もある。要注意
「二重天井」ですが、スラブ野下に金具などつり下げたり、組んだりして天井をつくり、電気配線や排気ダクトを通す工法です。
メリット
1.天井がすっきりする。
2.間取り変更工事など制約が出にくい
デメリット
1.作るときコストがかかる。
2.メンテナンスの時に配管図がないと工事がしにくい(配管を探す)
天井高が低くなるケースも
次は、床ですが大きく分けますと2つに「直床」「直張り」と「二重床」が有ります。
「直床」は、スラブに直接フローリングを張っていく工法です。
水廻りの配管は、勾配を取りますので床が上がっています。
フローリング基準は、遮音等級L-45を基準としているマンションが多いです。 フローリングに遮音材・切れ込みがあります。
メリット
1.張り替えしやすい。
フローアータイルを上から張り事もあるが、
マンションでは上張りを禁止されているケースもあるので注意
2.メンテナンスの時、配管が通っているところがわかりやすい。
デメリット
1.配管が決まっているので間取りを変えにくい。
床を上げて配管すれば出来る。
2.床が冷たい
3.床にあたる堅い音を拾いやすい
「二重床」は、スラブの上に床組を行い作る。
専用の束・合板の上にフローリングを張る為、給排水の配管を間に通せる。
メリット 1.床が暖かい
2.配管がし易い
3.リフォームメンテナンスし易い
デメリット
1.重量物がおきにくい
2.床にあたる音では重低音が拾いやすい。(太鼓現象)
3.床鳴りしやすい
マンションを選ぶ際、立地とか間取り・価格で選ばれると思います。
それぞれ、工法によってメリット・デメリットがありますが、
そのあたり理解して購入すれば良いかと思いますのでご担当者・エージェントに相談してみてください。
ありがとうございました。