名古屋の不動産会社ランドファブリックの不動産知識(ご実家の空き家をどうするのか、売却か? 賃貸か? 活用か?そのままで空き家管理か?)
2022/08/02
名古屋の不動産会社ランドファブリックの神谷です。
実家が空き家、これから空き家になるかも?
「空き家を売るのか?」 「貸すのか?」 「そのままか?」
どうすればいいのか分らないと思います。
今日は、空き家の維持管理について考えて行きたいと思います。
2018年の総務省の調査ですと全国の住宅で13.6%が空き家850万戸です。
それが、ある経済研究所のレポートによれば2033年に空き家率が30.2%、3件に1件が空き家になります。
そこでは空き家の内訳を見ますと賃貸の住宅とその他の住宅がそれぞれ半分ずつ占めています。
その他の売却予定の住宅と別荘が合わせて8%で何も使われていない空き家が41%になります。
人口の減少、世帯数の減少、高齢化、都心部の人口集中、利便性の良い地域に住宅供給、持家率など益々空き家が増える要因があります。
ご実家が住んでいなくて空き家とか相続で受けた住宅など空き家になった場合、ご売却・賃貸・土地活用・そのまま維持など考えられますが、
それぞれを説明していきたいと思いますが、今回はそのままにするケースを説明したいと思います。
- そのまま維持する場合
そのままにされる。又はするかもしれないケースとしては、
- 相続人が複数いて、相続で揉めていている。または相続の話し合いをしていないケース
○相続人が複数いて、相続で揉めていている場合や、または相続の話し合いをしていないケースは、相続に話し合い遺産分割協議など進まないと売却出来ません。
- 親が施設に入っており、空き家状態である。
○痴呆が出ていれば、後見人などの制度を利用しないと売却も活用、賃貸も出来ない
- 実家をそのままにしておきたい。
○実家の思いがまだあり、売却も活用、賃貸も気持ちの整理が付かない。
相続人が複数場合調整するのが難しい。
- いずれ実家に戻りたい
○定年後とか、余裕が出来たら住まい拠点を考える。
相続人が複数場合調整するのが難しい。
- 将来子供の家に取っておきたい。
○将来の子供の生活・ライフスタイルが未確定なのに維持する。
子供のために取っておきたいが、相続人が複数場合調整するのが難しい。
相続人が複数いて、相続で揉めていている場合や、または相続の話し合いをしていないケースは、
相続に話し合い遺産分割協議など進まないと売却出来ません。
所有者に痴呆が入っている場合は契約行為ができません。
そうした場合、空き家はそのまま野場合、維持するにはコストが係ります。
そのコストは、
- ①固定資産税・都市計画税
- ②火災保険
- ③光熱費
- ④建物のメンテナンス・修繕費
- ⑤現地に行くまでの交通費
- ⑥業者に依頼して空き家を管理する費用
- ⑦マンションの場合管理費・修繕積立金
- ⑧一戸建ての場合、庭の手入れ、剪定
- ⑨町内会費・組合費など
- ⑩あと、遠方に行く場合の時間結構係ります。
これが何十年とかになると大きな金額になることもありますし、複数の関係する親族がいる場合はどなたか一人が負担している子になることもあります。
空き家を維持する場合は、いろいろなケースがありますが、現在空き家であれば、直ぐに親族の集まる機会に今後のことを皆さんで話し合う。
そうしないと現在の家族に状況も変わり余計ややこしくなります。
これからの場合は、なかなか家のことは触れにくいことかもしれませんが、親に思いを聞いておくことが良いかと思います。
それを参考にして実家をどうするのか考えていくと良いかと思います。
先ずは、家族で話題にする所から初めて行くと良いかもしれません。
空き家の管理コストを簡単ですがご説明させて頂きました。
最後までお付き合いありがとうございました。
今日は以上です。